浮気されたのに、なぜ別れさせてもらえないの?
彼の浮気が発覚した。
裏切られたのは自分なのに、謝罪とともに返ってきたのは「別れたくない」「本気じゃない」の言葉。
怒るでも泣くでもなく、ただ静かに「もう無理」と伝えたあなたに、彼は逆ギレしたり、泣きながらすがってきたり。
「浮気された側なのに、なぜこっちが別れを通せないの?」
そんな疑問とモヤモヤを抱えていませんか?

この記事では、浮気した彼氏が別れを拒む心理、その裏にある本音、そしてあなたが罪悪感なく関係を終わらせるための考え方とステップを丁寧に解説します。
信じたのに裏切られた。そんなあなたが、もう一度自分の気持ちを優先できるように。
浮気されたのに、なぜ彼氏は別れを拒むのか?
浮気という明確な裏切りがあった。
それでも彼は「ごめん」「やり直したい」「お前しかいない」と言い続ける。
謝罪はするけれど、別れることだけは絶対に受け入れない。
その矛盾に、あなたは混乱しているのではないでしょうか。
浮気をした本人が、なぜ別れを回避する立場でいられるのか。
それは、浮気への罪悪感よりも、「今の関係を失いたくない」という自己都合のほうが上回っているからです。

たとえるなら、自分で大事なガラスの器を割ってしまったのに、その破片を拾い集めながら「まだ使える」と無理やり元通りに戻そうとするようなもの。
壊したことよりも、「手放したくない」という感情が勝っている。
だから彼は、あなたの気持ちよりも、“今の自分の立場”を守ることに必死なのです。
さらに浮気した側の彼は、別れを受け入れることで
- 自分が悪者になり
- 責任を取ることになり
- 都合のいい環境を失う
という現実と向き合わなければなりません。
- 自分が悪者になるのが嫌
- 責任を取って終わらせたくない
- 関係をコントロールしたままでいたい
浮気されたあなたが別れを告げるのは、ごく自然なことです。
でも彼にとっては、「関係が終わること」が自分の価値や快適さを奪う行為に思える。
だからこそ、泣く・怒る・すがるといった反応を見せるのです。
次の章では、浮気した彼氏が別れを拒む理由をさらに6つのパターンに分けて、具体的に解説していきます。
浮気をした彼氏が別れたがらない6つの理由
浮気をした本人が、なぜ関係を続けたがるのか?
その理由は単純ではなく、彼の中でいくつかの心理が複雑に絡み合っています。
ここでは、別れを拒む彼氏の“6つの本音”を整理して見ていきましょう。
① 自分が悪者になるのを避けたい(プライド防衛)
浮気をした時点で加害者であるはずなのに、別れを告げられると被害者のような態度を取る男性は少なくありません。
それは、別れを受け入れること=自分が100%悪かったと認めることになり、自尊心が傷つくのを極端に恐れているからです。

② 責任から逃げたい(逃避型心理)
浮気をしておいて、関係の清算まできちんと向き合う人は少数です。
彼は、あなたに別れの責任を押しつけようとしているのかもしれません。
「決めたのはそっちでしょ?」と被害者になれば、罪悪感を抱かずに済むからです。
③ 他の女性とうまくいかなかった(保険思考)
浮気相手とうまくいかなくなったから、「やっぱりお前がいい」と戻ってくるタイプです。
あなたの存在は、本命ではなく“安全な避難所”として見られていた可能性も。
④ あなたに依存している(居場所依存)
長く一緒にいた場合、生活の中であなたの存在が大きくなりすぎて、「失ったら空っぽになる」と感じている状態です。
これは愛というより、“自分の居場所”への執着であるケースが多く見られます。
⑤ 感情を操作できると思っている(支配欲)
泣いたりすがったり、時には脅しや逆ギレ。そういった手段を使えばあなたの気持ちを揺さぶれる、「コントロールできる関係」だと勘違いしていることもあります。
浮気も支配も、どちらも「対等な恋愛」とは言えません。
⑥ 許してくれるはずと甘えている(境界の希薄さ)
「何度か喧嘩してもいつも戻れたし」
「今回もきっと大丈夫」
そんな風に、過去のあなたのやさしさに甘えているタイプです。
それは、あなたを軽く見ている証拠かもしれません。
このように、浮気したのに別れたがらない理由には、
自己保身・依存・支配・甘えなど、さまざまな未成熟な心理が関係しています。
次は、そんな彼に対して「私が悪いのかも」と感じてしまう女性の心理について整理していきます。
「私が悪いのかも」と感じてしまう女性の心理
浮気をされたのは自分なのに、なぜか心のどこかで「自分にも原因があったのかも」と思ってしまう。
別れを告げても、彼が泣いたり謝ったりするたびに
「もう少しだけ信じるべきなのか」
「責めすぎてるのは私なのかもしれない」
そんな風に、揺らいでしまうのはあなただけではありません。
- 相手の感情に振り回されやすい
- 過去の思い出が心を縛ってくる
- 「見捨てること」が悪だと感じてしまう
でも本来、浮気された側が「許すべきか」で悩まされる関係は、すでに歪んでいます。
彼が本当に反省しているなら、あなたに苦しみを強いるようなことはしないはず。

あなたが彼を責めすぎたわけでも、冷たすぎるわけでもありません。
あなたはただ、裏切りを受け止めきれずに立ち止まっているだけ。
それは、とても自然なことです。
次の章では、そんな彼が実際にどんな言葉を使って、あなたを引き止めようとしてくるのか——その“常套句”と裏にある心理を見ていきましょう。
実際のやりとり・浮気彼氏の言動例とその裏にある本音
別れを切り出したとき、浮気をした彼がどんな言葉を使ってくるか。
そのセリフの裏には、自分を守るため・あなたを揺さぶるための本音が隠れていることがあります。
ここでは、よくある言動の例と、それに込められた心理を紐解いていきます。
- 「浮気は本気じゃなかった」
→関係の重大さを軽く見せて、許してもらおうとする - 「お前しかいない」
→罪悪感を利用して“まだ愛されてる”と信じさせようとする - 「やり直せるって信じてる」
→話し合いを引き延ばし、関係をうやむやにする狙い

浮気した側が“美しい言葉”を並べてくると、つい「もう一度くらいなら…」と思ってしまいがちです。
でも、あなたの不安や苦しみは消えていないままです。
反省しているなら、あなたの不安を取り除く行動があるはず。
言葉だけでごまかそうとする態度は、変わらない証拠かもしれません。
次は、そんな彼との関係にピリオドを打つために、具体的にどう向き合い、どのように離れていくかを整理していきましょう。
浮気して別れてくれない彼氏との向き合い方
「浮気はした。でも別れたくない」と言い続ける彼に、何度も話し合いを重ねても、進展しない。
そんな状況が続いているなら、感情ではなく“行動”で距離を取る時期かもしれません。
ここでは、浮気した彼と安全かつ冷静に距離を置くための基本ステップをご紹介します。
- 一度だけ、感情を交えずに別れる意思を明確に伝える
- それ以降は返信・会話を控え、距離を置く(LINEは通知オフ・非表示)
- やりとりや言動はすべて記録に残す(スクショ・メモ・録音)
- 共通の友人には事情を話しておき、根回ししておく
- 暴言・脅しなどがあれば、警察・相談窓口に備えて記録を保管

彼に納得してもらう必要はありません。
別れは“双方の同意”ではなく、“あなたの決断”で成立するのです。
浮気をされた時点で、信頼は崩れています。
そこから先の関係は「修復」ではなく「我慢」になることが多いのです。
次はこの記事のまとめとして、あなたが罪悪感に縛られずに進んでいけるよう、最後のメッセージをお届けします。
まとめ|裏切られたのに迷う必要はありません
浮気をされたのに、なぜか別れを言い出せない。
彼の言葉や涙、過去の思い出に心が揺れてしまう。
でも、それはあなたの優しさや、関係を大事にしてきた証です。
それでも傷ついたあなた自身を、今度はあなたが守ってあげなければなりません。
- 浮気は「信頼」を壊す行為です
- その後の言い訳や謝罪よりも、裏切られた事実がすべて
- あなたが別れたいと思った気持ちは、正当なものです
許すことが愛ではありません。
自分を大切にするために、離れることも“選ぶ勇気”です。
納得されなくても、あなたが「終わり」と決めていいんです。

この記事が、あなたの心の迷いを少しでも軽くし、安心して未来に進む力となれば幸いです。