「もう終わりにしたい」と決意して別れを告げたのに、彼氏が家に来る。
別れてくれない彼氏の最終手段としてしつこく家に来るパターンもあります。

しかも何度も、夜中でも、ドアを叩いたりインターホンを鳴らしたり——。
「怖いけど、強く拒んだら何をされるか分からない」
「LINEは無視してると、家に来た…」
「無理と言っているのに、なんで家に来るの?」
「家の場所を知られているから逃げられない…」
この記事では、「別れたのに彼氏が家に来る」という悩みに直面したとき、現実的にどう対処すべきかを中心に、同じように悩んだ女性の体験談や、実際に効果があった方法を交えながらお伝えします。
家まで来るという行動は、ただの「未練」や「彼氏だから…元彼だから…」「付き合っていたから…」では済まされないもの。
あなたの安全と心の平穏を守るために、今できることを一緒に整理していきましょう。
「別れたのに家に来る…」彼氏の行動に悩む女性…
「別れ話に納得できず、彼がいきなり家に来る…」
そんな体験をしたことがある女性は、想像以上に多く存在します。
関係が終わったと自分では思っていても、相手がそれを認めていなかったり、納得していなかったりすると、突如として玄関チャイムが鳴るという事態に発展することがあります。
とくに多いのは「LINEを既読であっても未読でもスルーしていたら突然訪ねてきた」「別れ話のあと音信不通にしていたら家に現れた」というケースです。
たとえばある女性は、仕事から疲れて帰宅した夜10時すぎ、インターホンの音に驚いて覗いたら、元彼が無言で立っていたそうです。
チャイムの音を無視していても、帰らず何度もインターホンを鳴らす姿に恐怖を感じ、電気を消してやり過ごすしかなかったといいます。

そこにまで突然押しかけて来られると、心が休まりません。
彼の側に「悪気」がなかったとしても、受け手側が「怖い」と感じた時点で、それは十分なストレスや負担になります。
悪気というよりかは、彼は周りが見えなくなっています。
家を知られていることで、別れたあとはあなたを追い詰める「武器」に変わってしまうこともあるのです。
どんなに未練があっても、どんなに愛していた相手であっても、あなたの意思を無視して家に押しかけてくる行動は正当化できません。
彼氏の“家凸”が精神的に追い詰める…
家に突然やってくる彼の行動は、単なる迷惑行為では済まされません。
それが精神的なプレッシャーとなり、あなたの生活全体に影響を及ぼしてしまうこともあります。
とくに「家の場所を知られている」という状況は、別れたあとの自由や安心を著しく奪う要因となります。
- LINEを既読無視したら急に来た
- 深夜でも構わずインターホンを鳴らしてくる
- 無視すると玄関前で泣く、怒鳴る、帰らない
- ずっといるので家から出られない…
このような行動にさらされ続けると、外出するのも怖くなったり、日常的に玄関の音に怯えたりと、精神的な疲労が蓄積されていきます。
そんな不安が頭から離れず、心が休まらない日々が続くこともあります。

しかも一度こうした“家凸”があると、「今回もそうなるのでは」という予期不安が強まり、結果として恋愛関係の終わりがいつまでも続いているような感覚になるのです。
あなたが前に進むことを妨げるだけでなく、「また来たらどうしよう」と怯え続ける生活は、明らかに異常な状態です。
もし少しでも「怖い」「限界かも」と感じたら、それはあなたの心が助けを求めているサインです。
それってストーカー?家に来る行動が違法になる境界線
「別れたのに家に来られるのって、法律的にどうなの?」と疑問を抱く女性は少なくありません。
結論から言えば、一定の条件を満たすと「ストーカー規制法」や「軽犯罪法」に抵触する可能性があります。
とくに以下のような行動が見られる場合は、すでに「ストーカー」と判断されるおそれがあると考えてください。
- あなたの同意なく、何度も家に来る
- インターホンをしつこく鳴らす、居座る
- 無理やり、家に入ろうとする
- 「無視するならどうなるか分かってるよな?」などの脅迫まがいの言動
- 死ぬなどの脅迫行為
これらの行動は「つきまとい行為」に該当し、法律上も処罰の対象となる可能性があります。

警察に相談する際も、「家に来た回数」や「時間帯」「言動の内容」などを記録しておくと、対処してもらいやすくなります。
また、各自治体の女性センターや専門相談窓口では、こうした「元彼の迷惑行為」に関する相談も受け付けています。
次の見出しでは、実際に家に来られたときの具体的な対処法をご紹介します。
家に来られたときの具体的な対処法
突然家に来られると、どうしてもパニックになりがちです。
ですが、相手のペースに巻き込まれないよう、冷静に対応することが大切です。
以下のステップを意識して対応するようにしましょう。
- ドアを開けない(会わない・話さない)
- LINEなどで帰ってほしいとハッキリ言う
- 録音・録画などで証拠を残す
- すぐに信頼できる人に連絡する
- 状況によっては110番通報も視野に入れる
特に注意したいのが、「一度会って話してしまうこと」。
これによって相手が「また来れば会える」と思い込んでしまうケースが非常に多いのです。

あなたの身を守るために「毅然とした態度」を貫いてください。
また、彼が何かしらの「脅し文句」を言ってきた場合は、それも記録し、しかるべきタイミングで相談窓口に提出しましょう。
ここでの対応が、後の法的処置や安全確保にもつながります。
次は、実際に被害を感じたときに相談できる窓口や支援機関についてご紹介します。
別れたいなら絶対にドアを開けない・インターホンに出ない
「話せば分かってもらえるかも」
「一度だけ話を聞いてあげようかな」
――そう思ってドアを開けてしまったことで、状況が悪化したケースは少なくありません。

インターホンや玄関先のやり取りは、彼にとって「会えた」「話せた」という既成事実になります。
それが“まだ関係が続いている”という誤解につながるのです。
特に、泣き落としや怒鳴り声、謝罪を繰り返すタイプは、ドア越しであっても心理的な揺さぶりをかけてきます。
- ドアを開けない
- インターホンにも出ない
- 物理的・心理的に「接触しない」ことが最大の防御
また、ドアを開けない・応じないという態度は、彼に対して「もう受け入れない」「話すつもりはない」という明確なメッセージにもなります。
それでも続くようなら、迷わず録音・録画をして証拠を残し、警察や専門機関に相談することが重要です。
どうやって距離を取る?現実的に使える対処法
玄関に出ない・物理的にブロックする防衛策
「話せば分かるはず」「怒らせたくない」
そんな思いから、つい玄関に出てしまう人は少なくありません。
ですが、本気で距離を取りたいなら物理的に接触しないことが大前提です。
特に、インターホンやドア越しでやり取りをするだけでも、
相手にとっては「まだ可能性がある」と受け取られる危険があります。
姿を見せないことが、最初にできる防衛策です。

- 玄関・インターホン対応は一切しない
- ドアチェーン・補助鍵・録画インターホンで防犯強化
- 「訪問される前提」の準備を整えておく
スマホ対応をやめるだけでは逆効果になることも
LINEや電話をブロックすれば、距離を取れる。
そう考えるのは自然ですが、連絡手段が断たれると家に来る可能性が高まるケースもあります。
彼にとって「既読がつかない」「無視されている」という事実は、不安や怒りを煽る材料になりやすく、その結果、直接家に来てしまうことも。

「今すぐ会えない」ではなく「今後会うつもりはない」と伝える
やんわり断ることで、相手を傷つけずに済むと思っていませんか?
しかし、曖昧な表現は相手に「望み」を与えてしまう危険があります。
「今は忙しいから」「もう少し落ち着いたら」という言い方は、相手に「待てばまた会える」と思わせるだけです。

一時的に傷つけることになっても、自分を守るために必要な言葉です。
しつこく家に来る彼に対しては、あいまいな言葉ではなく、「もう会うつもりはない」「関係は終わっている」と伝えることが必要です。
期待を持たせる対応は、執着や逆上を引き起こすきっかけにもなります。
とはいえ、直接言うのが怖いという人も多いはず。
そんなときは、メッセージで淡々と、余計な感情を交えずに伝えるのが有効です。
- 「今は会えない」は「いつか会える」に聞こえる
- 「もう会うつもりはない」と明確に伝える
- 怖いときは、文章で淡々と気持ちを表すのも手
大切なのは、これ以上関係を続ける意思がないことをはっきり示すこと。
中途半端な対応は、余計に問題をこじらせる原因になります。
もう気持ちはない。それでも家に来る彼とは終わりにしたい
「時間を置けばよりを戻せたかも…」は幻想かも
彼と離れた直後、ふとした瞬間に「もう少し待っていれば関係を修復できたかも…」と思ってしまうこともあるでしょう。
でも、そんな希望があるうちは、彼の執着も続いてしまいます。
本当の意味で「別れた」と実感するには、お互いの気持ちが完全に切れていることが前提。
しかし、家に来る・待ち伏せする・連絡をやめないという行動は、相手がまだ「終わっていない」と信じている証拠です。

後悔のような気持ちは、過去ではなく、今の現実を曇らせます。
自分を守るためにも、きっぱりと「終わったこと」を示す必要があります。
暴走する執着から身を守るために、明確な決別を
彼の「好き」という気持ちが、優しさや思いやりのある行動ではなく、支配欲や執着になって現れている場合、関係を続けることは非常に危険です。
とくに「家に来る」という行動は、物理的に距離を詰めて支配したいという衝動の表れでもあります。
冷静に話し合える相手ではないと判断したなら、第三者や警察の力を借りる選択を恐れないでください。

一度終わらせた関係が、あなたの生活にまで入り込んできているなら、それは恋愛ではなくコントロールです。
“友達に戻る”選択肢が現実的ではない理由
「恋人としては無理でも、友達なら…」そう考えてしまう女性も少なくありません。
しかし、一度依存や執着が絡んだ関係性を「友達」に戻すことは、ほとんどの場合うまくいきません。
相手が「可能性が残っている」と誤解してしまうからです。
家に来る・無理に会おうとする・感情的になる。
そういった行動をする相手に対しては、一切の曖昧さを排除する必要があります。

本当に相手を思うなら、距離を置くことが最大の優しさ。
「終わったこと」をしっかり伝えることで、自分の心も守れます。
同じように悩んだ女性たちのリアルな声
「最初は怖くて何もできなかったけど…」
別れたあとも彼氏が家に来る日々。
怖くて玄関に出ることすらできず、カーテンを閉めて息を潜めていた
そんな女性もいます。

それでも何も変わらない現実に、「このままではダメだ」と思い、信頼できる友人に相談したことで、一歩踏み出すことができたそうです。
「本当に怖かったけど、友達に打ち明けただけで、少し安心できた」とおっしゃっていました。
一人で抱え込むよりも、誰かに「話す」ことから始めることが大切です。
それが心を守る第一歩になります。
「話し合えばわかると思っていたけど無理だった」
「ちゃんと話せば、わかってくれると思った。でも、それは私の願望だった」
そんな後悔の声も少なくありません。
最初は冷静に話し合えば解決できると思ってました。
でも彼は話し合いにならなくて…怒鳴られて終わりでした。
別れ話を落ち着いて進めたいという気持ちは自然なもの。
ですが、相手が冷静さを失っている状態では、話し合いは成立しません。
中には「別れたら死ぬ」「お前のせいにする」など、脅しやプレッシャーで話し合いを封じようとする男性もいます。その場合、対等なコミュニケーションは望めません。
- 「話し合えば理解し合える」と思ったのに裏切られた
- 冷静な対話が成立しなかった
- むしろ感情的に追い詰められてしまった
話し合いが通じない相手には、距離を取ることが最優先です。
「言葉でわかり合える」は、全員に通じるとは限らないのです。
「警察に相談したことでようやく解放された」
自力ではどうにもならないと感じたとき、警察に相談するという選択肢を取った女性もいます。
最初は「通報なんて大げさかな」って迷いました。
でも、夜中に家の前でずっと待たれて、限界でした。
「通報したら彼が怒るかもしれない」「周囲に知られたら恥ずかしい」と感じる人も多いですが、安全より大切なものはありません。
実際に警察へ相談することで、接近禁止や警告が行われ、しつこい行動が止まったケースもあります。
- 警察に相談したことで事態が動いた
- 公的機関が関与することで抑止力が働いた
- 「これでいいんだ」と思えたことで心が軽くなった
ストーカーや迷惑行為に対しては、自分一人で抱え込まず、法的な力を借りることも大切な判断です。
一人で悩まないで。相談できる窓口・支援先
彼の行動に怯え、誰にも相談できずに一人で抱え込んでいませんか?でも、あなたは決して一人ではありません。
今の状況に少しでも不安を感じているなら、早めに以下のような専門機関や信頼できる人に相談しましょう。
警察に通報する
110に電話してもよいですし、地域の警察署に連絡するのもいいでしょう。
- 警察署の生活安全課(ストーカー・DV・脅迫などの対応)
無料で使えるLINE相談窓口・弁護士紹介など
弁護士にお金を出して相談できるのであれば、それで問題ありませんが、通常は弁護士費用が払えないことも多いと思います。
なので、無料相談ができる法テラスなどに相談することをおすすめします。
信頼できる友人や家族にまずは話してみよう
「恥ずかしい」「迷惑をかけたくない」「彼に同情心がある」
と感じてしまうかもしれませんが、あなたの身を案じてくれる人は必ずいます。
まずは状況を打ち明けることで、今後の行動にも安心感が生まれます。
あなたの安全が第一です。
一人で悩まず、適切な助けを受けながら解決へと進んでいきましょう。
まとめ|「家に来る彼氏」に悩んだら、すぐに行動を
「別れたはずなのに、彼が家に来る」その行動は、あなたの心と生活をじわじわと蝕んでいきます。
たとえ本人に悪気がなかったとしても、あなたが不安を感じた時点で、それは明確な「迷惑行為」です。

あなたの安心・安全は、何よりも優先されるべきものです。
- ドアを開けない
- インターホンに出ない
- LINEでしっかりと断る
- しつこい場合は証拠を残す
- 信頼できる人や専門窓口に相談する
この5つを基本に、少しずつ「距離を取る行動」を始めてみましょう。
一人で解決しようとしないでください。
あなたの味方になってくれる人は、必ずいます。
このページが、少しでもあなたの「安心」への一歩になりますように。